“Petra” by Dean MOSS Photo: Ryutaro MISHIMA

 

パフォーマティヴな作品をつくりたい方、まさに今、制作過程にいる方へGOOD NEWS!

KIACで、8日間の充実したレジデンス・ワークショップ開催!

受講者募集!! 参加費無料。応募〆切10/10


Dance Campは、2017年より振付家・ダンサーのための育成プログラムとして、豊かな創造環境である城崎国際アートセンター(KIAC)にて、合宿形式でのワークショップを実施してきました。今回のDance Campでは、作品をすでにつくり発表しているパフォーマティヴアートの分野〈振付家・演出家・映像作家・美術家・パフォーマー・ダンサーなど〉から編成された3−5名のアーティスト・グループを対象に、参加者を募集します!

[受講生募集フライヤ—]


講師/ファシリテーターに、ニューヨークより実験的な試みを追求する先駆的作家として90年代より作品を発表し続けてきたふたりのアーティスト、ディーン・モスそして余越保子を迎えます。

両氏が共に開発してきたオリジナルの創作プロセスに特化した“ダイアローグ・ワークショップ”の手法を用い、アーティストによるアーティストのためのクリエイション・ワークショップを実施していきます。

アーティスト同士にダイアローグを促し、プロセスを言語化、既存の手法や価値観を問いながら実験と発明を重ね、参加アーティストのコンセプトやアイデアをより拡張させていくものです。

この貴重な機会となる8日間の集中クリエイション・ワークショップを是非、お見逃しなく!!


講師/ファシリテーター:ディーン・モス&余越保子より

参加者の皆さんから持ち込まれる創作のアイデアを広く、遠く、深く、追求していくことがクリエーション&ダイアローグワークショップの課題です。私たちが作家として長年培ってきたクリエーション現場の実践的なアプローチとクリティカルな客観的視点をオープンに共有し、プロセスの転がし方をあらゆる視点から考察していきます。これは、自分の作品を見る、他者の作品を見る、そして、必然的に自分自身を見ることとなり、果ては社会と作品の関係性を考えることへと繋がっていくでしょう。この濃密な共同作業を通過することで、作品に潜む可能性と、クリエーションの強度を増すための自分へのアプローチの発見を促します。KIACでお会いできることをとても楽しみにしています。

 


実施概要

歴史と文学といで湯のまちで有名な城崎温泉に位置し、複数のスタジオと劇場を24時間利用でき、自炊ができるキッチンを有する世界レベルのレジデンス施設を伴う国際アートセンター。此処で日常から離れ講師とともに滞在しながら、作品制作に没頭できるチャンスです。皆様からの応募お待ちしています。

 

Dance Camp—クリエイション&ダイアローグ・ワークショップ byディーン・モス&余越保子—

開催期間:2019年12月19日[木]集合日  ワークショップ20日[金]−26日[木]迄泊 ※27日解散

     最終日26日に、成果発表と講師や参加者のトークを公開。

講師・ファシリテーター:ディーン・モス&余越保子(英語と日本語で行います。)

会場:城崎国際アートセンター(KIAC) 兵庫県豊岡市城崎町湯島1062

協力:城崎国際アートセンター(豊岡市)

 


応募対象・資格

・ダンス/パフォーマンス作品を制作している振付家・映像作家・音楽家・美術家・ダンサー・パフォーマー、等で

 編成された1組3-5名までのメンバーを募集します。(2名での応募は不可。)

・編成メンバーで制作した未発表の試演作品やアイデア、又は既に上演したことのある作品(約20分未満)を

 このWSの題材として持ち込んでもらいます。

・3年以上、活動経験のある方。 

・基本的に全日参加できる方。※どうしても全日参加が難しい方などは、ご相談ください。

・心身ともに健康で集団生活ができる方。 


応募条件 

受講費:無料 

城崎国際アートセンターまでの移動費の補助金を支給します。 

実施期間の稽古場・宿泊場所はKIAC施設を利用。費用はかかりません。 宿泊部屋は、個室ではありません。 

食事は、当番制で自炊をします。食料材料費実費を現地で自己負担。 

プログラム期間中、KIAC滞在アーティストとして、1回100円で城崎温泉外湯入浴が可能。


応募人数

3-4組


申込〆切

10月10日


申込方法

メール添付PDFファイルのみで受付けます。送信先アドレス dancecamp1414@gmail.com

下記の1から4を明記し、件名に〈代表申込者の氏名〉を記入して応募ください。3日経っても受付返信がない場合は、再送信してください。

1. 

代表者氏名(漢字・ローマ字)。芸名があれば明記ください。

年齢/性別/住所/携帯電話番号/メールアドレス/分野(振付家・演出家・映像作家・現代美術家・ダンサー・役者・パフォーマー・・その他)/

活動歴/編成メンバー人数

顔写真/舞台写真/各1枚(JPG)合計3MG以内にしてください。

2. 

編成メンバー全員の氏名(漢字・ローマ字)/年齢/性別/分野/拠点場所/活動歴

3. 

今回、WS題材として持ち込む試演作品やアイデアについてと、参加したい理由や目的を自由にお書きください。

4. 

動画:今回のWSの題材として持ち込む試演作品やアイデアなどの動画。又は、代表者のこれまでの作品などをyoutubuかvimeoにアップしたアドレス。(DVDやDL形式は不可)※動画資料は提出いただかなくても問題ありません。「なし」と明記ください。


選考方法・通知

ディーン・モス/余越保子が選考し、10月末までに連絡します。


お問合方法

Dance Camp Project 水野まで、メールにてお名前・携帯電話番号・お問合せ内容を送信ください。こちらからメールまたは、お電話にて応対します。

E-mail: dancecamp1414@gmail.com

 


講師/アーティスト略歴

 

Photo: Tim TRUMBLE

ディーン・モス

インターディシプリナリィ振付家、メディア作家。ニューヨーク在住。 ニューヨーク現代美術館、マサチューセッツ現代美術館、ウオーカー・アートセンターの他、最近では、パーフォーマンス・スペース・ニューヨークでマルティメディアのパーフォーマンス作品を上演。レイラ・アリ(現代美術)Young Jean Lee(演出家)、サミタ・シンハ(実験音楽)と共にフィールドを横断した共同制作を行い、ジョンサイモングッゲンハイム財団、ファンディションコンテンポラリーアート財団のフェローシップやドリス・デューク・インパクトアワード(演劇部門)、ベッシー賞最優秀作品賞他を受賞。1999年より2004までNY市の先端アートセンターにてダンス&パーフォーマンスのプログラム・キュレイターを務めた後、2009年までアドバイザーとして育成プログラムDance & Processを担当。東京芸術大学にて客員教授として1年間招かれ、韓国の国民大学校や、ハーバード大学の美術環境学部にて3年間教鞭をとる。今年9月からはプリンストン大学に専任講師として招かれている。

WEB: http://gametophyte.org/gametophyte/Welcome.html


Photo: Miana JUN

余越保子

京都在住。演出・振付・映像作家。2014年までニューヨークを拠点に活動。グッゲンハイム美術館、ホイットニー美術館、マサチューセッツ現代美術館の他、ダンススペースプロジェクト、ニューヨークライブアーツにてマルティメディア・ダンス作品を発表。アメリカ国内ツアー、パリ、アムステルダム、ダブリン、ソウルなど海外公演多数。2004年から2014年にかけて日本の伝統芸能者との国際共同プロジェクトを3作品プロデュースし、ジョンサイモングッゲンハイム財団、ファンディションコンテンポラリーアート財団のフェローシップの他、ベッシー賞最優秀作品賞を2度受賞した。2006年から2013年までNY市の先端アートセンターのキッチンにてアーティストキュレイターとして育成プログラムのDance & Processを担当し、黒沢美香、大橋可也、山本奈美、西村美奈などの日本人振付家をキッチンに招いた。インパルスタンツ(ウイーン)のダンスウエブ・プログラム(サラ・ミッチェルソンと共働)、ダンスボックス主催国内ダンス留学のメンターを務めるなど、定期的に若手振付家のためのクリエーションワークショップを開催している。現在京都造形芸術大学の舞台芸術学科にて非常勤講師を務める。

WEB: https://www.foundationforcontemporaryarts.org/recipients/yasuko-yokoshi

 


“Voluntaries” by Dean Moss
Photo: Dean MOSS

“ZERO ONE” by Yasuko YOKOSHI
Photo: GO