城崎国際アートセンターで、12月19日から26日まで開催する
<Dance Camp—クリエイション&ダイアローグ・ワークショップ byディーン・モス&余越保子—>
の参加者が決定致しましたのご紹介します!
今回は、ダンス/パフォーマンス作品を制作している振付家・映像作家・音楽家・美術家・ダンサー・パフォーマー、等
で編成された1組3-5名までのメンバーを募集し、6組23名の応募者の中から4組15名が参加し、
各自持ち込んだ作品のクリエイションを行っていきます。
講師/ファシリテーターに、ニューヨークより実験的な試みを追求する先駆的作家として90年代より作品を発表し続けてきたふたりのアーティスト、ディーン・モスそして余越保子を迎えます。両氏が共に開発してきたオリジナルの創作プロセスに特化した“ダイアローグ・ワークショップ”の手法を用い、アーティストによるアーティストのためのクリエイション・ワークショップを実施していきます。アーティスト同士にダイアローグを促し、プロセスを言語化、既存の手法や価値観を問いながら実験と発明を重ね、参加アーティストのコンセプトやアイデアをより拡張させていくものです。
詳細はこちらから=城崎プラットフォーム
Dean Moss photo:Tim Tumble
Yasuko Yokoshi photo:Miana JUN
今回の企画は、アーティストがクリエイションを教えることはできないという観点に立ち、先生と生徒という関係ではなく、キャリアの差はかなりありますが同じ作品をつくるアーティストの立場から、ダイアローグを促していくクリエイションWSを実施したいと思いました。そのため、受講料としての参加費の設定はありません。城崎国際アートセンターという充実した施設を最大限に利用し、短い期間ではありますが、今後の作品制作における充実した機会となることを目指します。最終日は、ショーイングとトークを行い、クリエイションの途中経過を発表します。各作品はその後、各参加者がクリエイションを継続し発表していくことになります。
12/19-26 クリエイション&ダイアローグ・ワークショップ byディーン・モス&余越保子
12/26 Showing +トーク start19:00 会場・城崎国際アートセンター
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文化庁委託事業「2019年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁、NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
共催(企画・制作): Dance Camp Project 水野立子
協力:城崎国際アートセンター(豊岡市)
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>>Dance Camp 参加4組の紹介
■代表・黒田健太/京都 (ダンスアーティスト)
新井海緒(ダンス・音楽)/西宮
檜皮 一彦 (現代美術・映像・写真・彫刻・パフォーマンス)/大阪
クリエイション作品「Invisible Circus 」
【プロフィール】 黒田健太/ Kenta Kuroda
photo: Kazuhiko HIWA
ダンスアーティスト。愛媛/松山生まれ。陸上競技(三段跳び)、ボクシングと並行して愛媛/松山のDance Studio MOGAにて高校卒業までダンスを続ける。京都造形芸術大学入学後に多彩な作家や教授との交流、”MuDA”にてパフォーマーとして瀬戸内国際芸術祭をはじめとする公演への参加、また自身が主催する”感覚絶叫計画”にて「Reboot a stain」(2016)、「垂るる空 」(2017) の舞台作品をそれぞれ発表する中で次第にダンスへと傾倒する。
2017年JCDN主催“若手振付家とダンサーのためのプログラム”(@城崎国際アートセンター)に参加、2017-8 JCDN国際ダンス・イン・レジデンス・エクスチェンジ・プロジェクト vol.7 日/豪共同制作ダンス映画作品、ネイサン・スミス、 マックス・ポラード監督作品「Botchan Retreat」(坊っちゃん合宿)において主演をつとめる。2018年夏より半年間NYへ留学/修行後、日本に帰国。路上パフォーマーと即興セッションを行うライフワークをcrosspathsと称して継続する。
photo: Momoka Iwao
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■代表・敷地理 (振付家・演出家・美術家・パフォーマー)/東京
小松菜々子/仁田晶凱/早川葉南子/茂木 美佑(ダンス)/東京
クリエイション作品
「輪郭の零度、液状化するくつろぎ」
ー最もくつろぐ為の振付、最も拘禁状態の為の振付とは何かー
【プロフィール】敷地理/Osamu Shikichi
自分を客観的に見ることが不可能な中で、物質的に最も近い他者を通して自分の現実感を捉えることをテーマに制作を行う。その過程で身体の物資的な境界を確認し、曖昧にすることに関心を持つ。東京藝術大学大学院在籍中。
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■代表・デツ禎稀(演出家・振付家・ダンサー・役者)/京都
福⽥有司・畑中良太 (パフォーマー)/京都
クリエイション作品「十月十日(仮)」
【プロフィール】デツ禎稀 /Detsu Yoshiki
演出・振付・ダンサー・役者。2015年、京都造形芸術大学に、役者を目指して入学。田村興一郎と出会いダンスに惹かれる。大学では寺田みさこ、ヤザキタケシ、山下残、伊藤キム、余越保子からダンス・身体表現を学ぶ。2016年、初の振付作品「FREE TIME 」を発表。同年長作品「RAIZE」を発表。その後、コンクール、ゲリラなどで作品を発表。演劇の振付にも関わる。2018年、本格的に創作活動を開始。FOuR DANCERS などに積極的に作品を出展。最新作は「現代劇作家シリーズ9 日本国憲法を使う『新日本帝国』」その他、野村眞人、ルイス・ガレー、劇団三毛猫座、倉田翠の舞台に参加。ダンスと演劇両側から創作を学んでいる。
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■代表・サム・マギルップ (メディア・アーティスト)/オーストラリア
ハリソン・ホール(振付家・ダンサー)/オーストラリア
益川結子 (振付家・ダンサー)/オーストラリア
植 村真(演劇)/東京
【プロフィール】サム・マギルップ/Sam Mcgilp
オーストラリアのメルボルンを拠点とするメディアアーティスト。RMIT大学のPhd研究者。
現代パフォーマンスの分野でメディアアート作品や映画を制作している。
RMIT大学で博士課程の研究を行っており、デジタルパフォーマンスで捉えられるライブパフォーマンスの経験を研究している。この調査を通じて、一連のデジタル化したパフォーマンス、ライブパフォーマンスに対応するデジタルアート作品を創作している。創造力豊かなチームを結集し今回のWSに参加する。ドキュメンタリー映画と実験映画は国際的に上映されている。
Chancellor’s PhD Scholarship at RMIT University / RMIT Cultural Visions Film Grant
Australia Council’s Professional Development Grant / Australia Council’s Geek-in-residence grants /
Art in Society Conference Emerging Scholar
photo:Tuff Guts