PLATFORM
2020年度は、全国10のプラットフォームによる振付家育成プログラムが、8月―3月まで実施されます。
また、前後にキックオフ・ミーティング(7月)、報告会@京都芸術センター(2020年3月)を行います。
様々な形で未来について話し合う場、継続するための場を設けています。
プラットフォームとは … 日本でコンテンポラリーダンスの振付家育成プログラムを企画・運営する団体・拠点
プラットフォームの核となる創造拠点の特性を活かし、国際性のある振付家の育成と並行し、地域の社会的課題を視野に入れた活動を行う若手の振付家の育成を行う。
各地のダンスアーティスト・カンパニーを“クリエイティブパートナー”とし、クリエイションと連動した振付家の養成育成を行う。
ダンスに関わる専門的な団体と連携し、レクチャーやマネジメント技法の習得を通して、コンテンポラリーダンスの創造環境全体の向上に寄与する人材の育成を行う。
若手振付家のための公演事業を行う。
Region Platform地域プラットフォーム
北海道札幌プラットフォーム
北海道コンテンポラリーダンス普及委員会
2011年1月にコンテンポラリーダンスと舞踏などの先鋭的舞踊の普及を目的に設立。これまでにダンスフェスティバル、公演やイベント、ワークショップや講座などの事業を通して北海道内のダンスシーンを活性化してきた。国内外のダンサー/団体による北海道公演の制作補助も行っており、北海道とその他の地域を繋げる役割も担っている。
名古屋名古屋プラットフォーム
ダンスハウス黄金4442
ダンスハウス黄金4422は2017年6月に名古屋で設立された。現役ダンサーである浅井信好が地上5階建てのビルをセルフリノベーションによって改装を行い、1階にホール、2階にレジデンス施設、3階にスタジオ、4階にアーティストアトリエ、5階にギャラリーを併設。アジアにおけるコンテンポラリーダンスのプラットフォームの役目を担うために、振付家育成事業、ワークショップ事業、公演事業、アーティスト・イン・レジデンス事業、中高生育成事業などを実施している。アジア各国のフェスティバルや劇場、カンパニーとのネットワークを形成し、2018年8月には日本、韓国、マカオ共同振付家育成プログラム「ダンサーズ・ネスト」を3ヶ国にて実施し、2019年10月にも開催予定。これまでに、ダミアン・ジャレ、小尻健太、島地保武、トーマス・ブラッドリーなど国内外で活躍するダンサーや振付家を招聘してのワークショップ事業も精力的に実施している。
城 崎城崎プラットフォーム
Dacne Camp Project
2017年より振付家・ダンサーのための育成プログラムを集中した合宿形式で、城崎国際アートセンターで開始。 2017年度:青木尚哉<グループワーク&リサーチ> 余越保子<ダンス&プロセス>の2コースを実施。 2018年度:ダンサーのための<実践的ダンス・ワークショップ>として、Aコース:寺田みさこ<動きの解像度を上げる~バッハ「フーガの技法」を踊る>、余越保子<コンテンポラリーダンサーが日本舞踊の古典作品を踊ってみる>、Bコース:康本雅子<音楽にIN OUT>、みずのりつこ<舞踏の身体訓練~金粉パフォーマンス>を実施した。 2019年度:クリエイション&ダイアローグ・ワークショップ by ディーン・モス&余越保子。全国公募より3-5名のチーム編成のアーティストを4組選出し、各チームが持ち込んだ作品をダイアローグ・ワークショップを通してクリエイションを行う。
神 戸神戸プラットフォーム
NPO法人ダンスボックス
1996年発足。拠点劇場〈ArtTheater dB 神戸〉を中心に、ダンス作品のプロデュースやアーティスト・イン・レジデンスのほか、新進芸術家の育成として「国内ダンス留学@神戸」(2012-2017 年度)等を実施。劇場もロビーも、日常的に国内外のアーティストや地域の人の出入りが多い。ダンスアーティストの創造環境を考えると共に、舞台芸術の新しい地域への開き方も探っている。
広 島広島プラットフォーム
FREE HEARTS
1992年より地元ダンサーのレベルアップと交流を目的に、国内外のダンサーを定期的に講師に招き、ダンスワークショップを開催。現在は演劇やミュージカル、舞踏ヒップホップなど、ジャンルを問わず、幅広く身体表現活動に携わり、行政主催のダンスイベント制作部門の協力、ダンス公演の提案なども、地元広島にて行っている。
Creative Partnerクリエイティブパートナー
札幌・京都札幌 / 京都 クリエイティブパートナー
C3 / Contact Choreograph Crossing
事務局:一般社団法人ダンスアンドエンヴァイロメント
京都を拠点とするコンタクト・インプロヴァイザー(以下CI)・アーティストと札幌を拠点とするCIアーティストが2018年より地域間交流を開始。今回の地域間交流を促す人材育成事業の実施のためにContact、Choreograph、CroosingをキーワードにC3(シースリー)を結成した。
福 岡福岡クリエイティブパートナー
山崎広太/フルイドハグハグ、NPO法人コデックス
山崎広太/フルイドハグハグ:社会におけるアーティストのためのオーガニゼーションとして2008年に設立。プログラム・ディレクター:山崎広太。
NPO法人コデックス:福岡を拠点に社会とアート、特にパフォーミングアーツとの新たな関係を創造し、誰でもが創造することの楽しさ、素晴らしさを享受し、生きる力を得ることの出来る、自由で豊かな地域社会の実現に貢献することを目的として活動する特定非営利活動法人です。2008年から毎年「フリンジ(辺境)から世界へ」の理念のもとに福岡ダンスフリンジフェスティバルを開催。
Creative Studyクリエイティブスタディ
ダンスヒストリー創造環境パートナー/ダンスヒストリー
ダンスヒストリー・スタディーズ
芳賀直子/舞踊史研究家。舞踊、中でもバレエ史を中心に研究を行っている。専門はバレエ・リュス、バレエ・スエドワ。明治大学大学院文学部演劇学専攻博士課程前期修了。(文学修士取得)1998年のセゾン美術館における『バレエ・リュス』展での仕事を皮切りに、舞踊史研究家として執筆、講演、展覧会監修等を行うようになる。雑誌、新聞、プログラム、機内誌等各種媒体への執筆活動と共に、そのエレガントでアグレッシブな独特の語り口による講演の人気も高い。
ダンスメディア創造環境パートナー/ダンスメディア
一般社団法人ダンス・ニッポン・アソシエイツ
2002年から東京・青山にてダンスビエンナーレ/ダンストリエンナーレ/Dance New Airを継続開催してきた実行委員会が、2015年に設立した組織。2年に一度開催する国際ダンスフェスティバル「Dance New Air」のプロジェクトを中心にダンス・アートにまつわる様々な事業を展開。劇場空間だけではなく、屋外のスペースや映画館、ブックセンターなど様々な場所を舞台に、またダンス以外のジャンルとも積極的に手を携え、ダンスを透して新たな可能性を提案している。
performanceパフォーマンス
京 都公演プラットフォーム
京都コレオグラフィーアワード実行委員会
「ダンスでいこう!!」では、新たなプログラムとして若手振付家のためのアワード『KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD』を創設します。このアワードは、振付家育成のひとつの方法として、若手振付家に作品発表の機会と賞を設け、観客と共に作品を巡るディスカッションを行うことにより、振付家を目指すアーティストの次なる活動へのステップとなることを目的に開催します。 各地のダンスフェスティバルのプロデューサーやダンス関係者、他分野の専門家を招き、いくつかの賞を予定しますが、それはその時点の作品の完成度・魅力だけではなく、未来に対する期待を含めた後押しとなる賞を目指します。